医療的ケアが必要な子どもを在宅で支える特定非営利活動法人えがおさんさん(東京都新宿区)が、活動30年の節目となる2025年に法人設立20周年を迎えました。全国訪問看護事業協会の30周年記念式典では、前代表理事の松尾陽子氏が小児訪問看護の普及・発展への貢献で感謝状を受けています。現在の利用者は0歳から成人まで約150人、最年長は38歳です。支援は訪問看護に加え、居宅介護、児童発達支援、放課後等デイサービス、ボランティアの5事業を連携させ、同法人はこれを「在宅ケア業」と位置付けます。重い症状のケースでは1日8時間の長時間訪問も行い、医療行為だけでは埋まらない生活面の支援を補います。訪問看護が医療処置中心で1〜1時間半が基本だった時代背景から、看護と福祉の両制度を組み合わせる担い手像を「看護福祉士」と呼び、外出支援なども含めた生活全体を支える考え方を示しました。今後は現場の知見を研修・教育事業として体系化し、人材育成を通じて地域の受け皿拡大を目指すとしています。
【関連情報】
特定非営利活動法人えがおさんさん 東京都新宿区高田馬場1-25-36-30C
公式サイト https://egaosunsun.com/
訪問看護ステーションさんさん https://egaosunsun.com/sunsun/
source: PR TIMES
