東海電子(静岡県富士市)は2026年1月6日、車載型の飲酒運転防止システム「呼気吹き込み式アルコール・インターロック装置(ALC-ZEROⅡ)」の2025年度出荷実績と普及状況(2025年12月31日時点)を示し、累計出荷台数が3500台を超えたと明らかにしました。集計は1月~12月起算で16年累計です。

アルコール・インターロックは、運転前に呼気(吐いた息)を測り、アルコールが検知された場合にエンジン始動をできないよう制御する仕組みです。運輸・交通事業者では点呼などでアルコール検知器を用いた酒気帯び確認が求められ、遠隔地での電話点呼でも検知器の使用が必要と同社は説明しています。

一方で、検知器の義務化が進んだ後も飲酒運転が十分に減少していないとの認識を示し、事故調査報告書などで「隠れた飲酒」が問題化した事例があったとも触れました。同製品は呼気チェック、記録、検知時の始動制御を一体で行う点を特徴とし、抑止力を高める狙いがあるとしています。導入面では、全日本トラック協会の助成制度やASV補助金の対象となる点も挙げました。

今後について同社は、事業者に加え個人・家庭からの導入相談が増えているとし、飲酒運転ゼロ社会に向けた活用範囲が広がる可能性があるとしています。制度面では、海外で違反者に装着を義務づける国があるとして、国内でも議論が必要だとの見解を示しました。

【助成制度・相談窓口】
全日本トラック協会:安全装置等導入促進助成(令和7年度)
国土交通省:先進安全自動車(ASV)導入支援(令和7年度)
アルコール・インターロック特設サイト:https://alcohol-interlock.com/

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