商船三井は12月23日、2025年6月に買収が完了したLBC Tank Terminalsの株式取得費用について、国際協力銀行(JBIC)と三井住友銀行をリードアレンジャーとする協調融資団と長期融資契約を結んだ。目的は、買収資金を安定的かつ長期的に確保することです。
LBCはオランダ・ロッテルダムを拠点にタンクターミナルを運営し、化学品などの液体を保管する陸上インフラを担う。商船三井は海上輸送に加え陸上保管を事業ポートフォリオへ組み込み、ケミカルロジスティクス(化学品の輸送・保管を一体で提供)を強化した。タンクターミナル事業は市況変動(ボラティリティ)が相対的に小さいとされ、同社は経営計画「BLUE ACTION 2035」で掲げる安定収益型ビジネスの柱として成長を見込む。今後は財務戦略の最適化を進めながら、市場動向を踏まえた投資とサービス拡充が焦点となる。
source: PR TIMES
