商船三井は12月22日、シンガポール・ジュロン港で操業予定の新造FSRU(浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備)1隻について、JBICや三菱UFJ銀行、DBS、OCBC、スタンダードチャータード銀行(シンガポール)などで構成する銀行団とプロジェクトファイナンスの融資契約を結びました。FSRUはLNGを洋上で受け入れて貯蔵し、再ガス化して陸上へ送る設備で、陸上設備に比べコストを抑え工期を短縮できるとされます。今回の事業はシンガポールで初のFSRU導入で、同国は国内発電量の約95%を輸入天然ガスに依存しており、電力インフラの基盤強化につながる位置づけです。商船三井は海洋事業を重点投資分野とし、エネルギー安定供給やエネルギートランジションへの貢献を掲げ、今後は本件を足がかりに関連事業の拡大を進めるとしています。

source: PR TIMES

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