Ippu Senkin(東京都中央区)は、地域金融機関向けにオンプレミス環境で稼働するM&Aマッチング支援AI「M&Aアシスタント」の提供を始めました。取引先の財務データに加え、経営課題やニーズなどの定性情報も分析し、M&A候補をスコア付きで自動提案します。外部接続なしで運用でき、機密データを外部に出さずに生成AIを使える点が特徴です。背景には事業承継需要の拡大があり、帝国データバンクによると2024年の後継者不在率は52.1%、後継者難倒産は2024年度に507件でした。レコフデータでは2024年の日本企業M&Aは4,700件で過去最多とされます。同社は、数千〜数万社規模の取引先から候補を抽出する負荷や、担当者の経験に依存する属人性が地域金融機関の課題だとみています。M&AアシスタントはExcel等の取引先データを取り込み、売り手・買い手起点で候補をランキング表示し、ノンネームシートやIM(企業概要書)のドラフト作成も支援するといいます。今後は、地域金融機関のM&A支援体制の効率化と、潜在候補の発掘による成約機会の拡大が焦点になりそうです。

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