東急不動産は東京都墨田区の賃貸レジデンス「コンフォリア墨田三丁目」(全32戸、築30年)で、千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート(dri)とリノベると「食育」を軸にした共同研究を始めます。共用部にレタスやハーブを水耕栽培できる「街中植物工場」を設け、6週に1度の収穫・試食イベント「レタス会」を計画します。
核家族化や共働き増加で地域交流が薄れやすい下町エリアの課題に対し、「食」と「植」を通じて孤食・孤立の予防や多世代交流、災害時の助け合いにつながる仕組みを検証します。拠点は未活用だった集会室を改装した可変型スペース「GardEN」で、週1回の栽培活動(ポイント制)など参加の継続性も設計します。月1回の「こども食堂 すみっこSUN食堂」とも連携し、地域包摂も視野に入れます。
2025年11月に栽培活動を開始し、2026年1月にこども食堂を本格始動予定です。成果が出れば、都市型集合住宅における地域開放型コミュニティ運営のモデルとして横展開が課題となります。
【施設情報】
コンフォリア墨田三丁目(東京都墨田区墨田三丁目17-9)
RC造4階建、全32戸
source: PR TIMES
