確定申告アプリ「タックスナップ」を運営するタックスナップ(東京都杉並区)は2026年1月15日、俳優の多部未華子さんを起用した新CMの放映を始めます。前日の1月14日には都内で新CM発表会を開き、同社調査として「確定申告経験者の約8割がストレスを感じる」と示したほか、申告作業の時間負担から推計した経済損失が約1,887億円にのぼる可能性があると説明しました。算出は、確定申告対象者約2,339万人、平均作業時間4.44時間、平均時給1,817円を用いたとしています。
発表会では、多部さんが“経費の判断”をテーマにした「これって経費?」確定申告クイズに挑戦し、役作りに関する書籍購入などを例にした3問に全問正解しました。多部さんは、経費になるか迷う場面が多いとして「もっと挑戦したい」と話しました。
また、多部さんはアプリの主要機能も体験しました。領収書の振り分けを直感的な操作で行う「スワイプ仕分け」では「ゲーム感覚で楽にできる」と述べ、金融機関連携などのデータを基に経費・プライベート判定や勘定科目を推定して入力を支援する「丸投げ仕分け」については「とっても簡単」「言う事なし」と操作性を評価しました。
当日は税理士YouTuberのヒロ税理士(田淵宏明氏)も登壇し、個人事業主や副業の増加で申告者が増える一方、税制の複雑化や業界の人手不足で単発依頼を受けにくい状況が広がり、「税理士難民」が増えていると指摘しました。その上で、経費判断や勘定科目選びといったつまずきやすい工程を先回りして整理する点を挙げ、「まるでアプリの中に税理士がいるような使い心地」と評しました。
同社は、申告書作成から提出までをアプリで完結させる設計や、入力内容を基に注意点を示す「税務調査リスクチェック(税理士監修)」などを通じ、個人の申告負担を下げるとしています。確定申告の手続きが複雑化する中、デジタル支援の浸透がどこまで負担とミスの削減につながるかが今後の焦点になりそうです。
