石川県珠洲市で2026年2月16日〜18日の3日間、ユネスコ無形文化遺産の農耕儀礼「あえのこと(冬の神送り)」が行われます。担い手は高波地区の農家・浦野政行さんと、移住者で有機米を栽培するデザイナー岡嶋健市さんの2人で、神送りの場として浦野家は「納屋」、岡嶋家は「インスタントハウス(仮設拠点)」を用います。一般参加は2月17日・18日に受け付けます。
日程は旧正月の暦に合わせ、若木迎え、ひらき盆作り、餅花つくり、神送り、直会、田打ちを実施します。会場は珠洲市三崎町高波地区の高波集会場や田んぼ、珠洲市内の山間部などです。一般的に神送りは2月9日に行われることが多い一方、文献調査で旧正月実施の史実を確認したことから、農耕サイクルに沿う形で2月中旬に設定しました。
背景には、震災で母屋が全壊するなど日常や実施場所が失われたことがあります。今回、場所の制約下でも儀礼を続けることで、奥能登の農耕文化や精神文化を次世代につなぐ狙いです。
主催側は来年度以降、農業体験と文化体験を組み合わせたツアープログラムを開始予定で、文化背景を学ぶワークショップや企業研修・地域団体の研修旅行の受け入れも進め、発信を強化する方針です。
【イベント情報】
開催期間:2026年2月16日(月)〜18日(水)
場所:石川県珠洲市三崎町高波カ部46番地(高波地区ほか)
一般参加:2月17日(火)・18日(水)は参列・体験可能(※17日の昼食は各自持参)
取材申込:kanazawaza@gmail.com(奥能登農耕文化ツアー事務局)
