横浜市の就労継続支援B型事業所「アート工房クローバー」は、プロサッカー選手の山根永遠選手が実際に使用したスパイクに利用者が手描きでアートを施した「スパイクアート」3点を制作し、HATTRICKの公式オークションで出品を開始しました。出品は青・赤・黒の3作品で、落札者には山根選手のサイン入りで届けられます。取り組みは、役目を終えたスパイクを廃棄せず再生するアップサイクルで、スポーツの物語性とアート制作、就労支援による社会参加を組み合わせ、収益を工賃につなげる狙いです。公開情報ベースでは同種事例が確認できないとしており(2025年12月時点、同社調べ)、独自性を打ち出します。作品は、青が「お疲れさま」の気持ち、赤が上昇や力強さと「実りある花」、黒がタフさや精密さを表現したとしています。山根選手は2025シーズンは横浜FC所属で、2026シーズンからファジアーノ岡山へ完全移籍予定です。オークションは実使用品のため傷や汚れがある場合があり、送料は無料(海外は別途配送料)で、落札時は落札金額に消費税と落札手数料10%が加算されます。運営側は今後、複数競技のプロ選手との連携も進めており、スポーツと福祉の接点を継続的に広げる方針です。
