岡山大学の高等先鋭研究院を構成する文明動態学研究所(RIDC)は2026年1月24日13時〜17時、古代吉備の実像をテーマにした第1回学術研究集会をZoomで開きます。参加申込の締切は1月23日で、専用フォームから受け付けます。
集会は、考古学で吉備の重要性が指摘されてきた一方、古代史研究では十分に扱われてこなかった点を踏まえ、両分野が連携して検証を進める狙いです。発表は4本で、集落と人口動態、吉備勢力の系譜と伝承、鉄生産の実態などを扱います。鉄生産の検討では、鉛同位体比(元素の比から産地の手がかりを得る手法)を用いた鉄鉱石の産地同定の試みも示される予定です。
同研究所は、列島社会の複雑化・統合過程における吉備の位置づけを再評価し、地域史と列島史を接続する議論の基盤を広げたい考えです。今後、研究成果が共有されれば、古代吉備像の更新や関連分野の共同研究の拡大につながる可能性があります。
