岡山大学は2025年12月22日、教員免許状や保育士資格の取得を目指す志願者に向け、「こども性暴力防止法」施行後は教育実習などの前に特定性犯罪の前科確認が行われる可能性があると公表しました。施行日は2026年12月25日予定で、確認で該当が判明した場合は実習ができず、免許・資格を取得できないとしています。
同法は、学校や民間の教育・保育事業者などに、児童を対象とした性暴力の防止措置を求める枠組みです。岡山大学では実習が免許・資格取得の要件となるため、制度運用次第では進路計画に直接影響します。特に教育学部は教育実習等の単位が卒業必須の位置付けで、実習不可となった場合に卒業要件を満たせず卒業できない可能性があると説明しました。
大学は、出願(入学)を検討する段階で制度内容を理解するよう呼びかけています。今後、施行日までに具体的な確認手続きや運用が整理され、大学や実習先の対応が一層明確になる見通しです。
【関連情報】
こども家庭庁「こども性暴力防止法」概要 https://www.cfa.go.jp/policies/child-safety/efforts/koseibouhou
岡山大学 教育学部 https://edu.okayama-u.ac.jp/?lang=japanese
岡山大学 教師教育開発センター https://www.okayama-u.ac.jp/user/cted/
source: PR TIMES
