岡山大学は2026年2月8日、神経性やせ症(拒食症)の家族療法「FBT(家族が食事支援を主導する治療)」に特化し、家庭の困りごとに24時間対応する生成AIチャットボット(支援AI)を開発したと明らかにしました。専門医らのテストでは、AI回答の9割以上が「適切で安全」と判定されています。
神経性やせ症は命に関わることもある病気で、特に10代で増加が指摘されています。一方、FBTは有効とされるものの、家庭で毎食の支援が必要になり、食事場面の対立や再栄養の負担が重なりやすい状況です。診察のない夜間・休日に相談しにくい「支援の空白」が、家族を追い詰め治療継続を難しくする課題になっていました。
支援AIはFBTの専門知識を学習したチャットボットとして開発し、岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)の長谷井嬢教授(整形外科)らが中心となり、岡山大学病院小児心身医療科とも連携して評価を進めました。2026年2月から患者家族による段階的な試用を開始し、利用場面での精度向上を図ります。
今後は試用を通じた効果の実証を進め、臨床現場での活用を目指します。医療DXの一環として、家庭内支援の不足を補う仕組みとしての有用性が検証課題となります。
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詳細URL(PDF): https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20260130-2.pdf
大学発表ページ: https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1495.html
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