岡山大学(岡山市北区)堀裕典准教授(建築計画・都市計画)研究室の学生が岡山市と共同で、下石井公園(北区幸町10)の利活用を促すストリートファニチャー2種類を設計・製作し、公園内に実験的に設置しました。素材には岡山県西粟倉村産の県産材を用いています。
製作に先立ち、公園の利用実態調査と海外事例の分析を実施。用途を変えられる「ボックス型」(テーブル・椅子・棚など)と、遊具や背もたれとしても使える「三角型」を考案しました。設置後は利用状況、機能性、滞在のきっかけづくりなどの効果を検証します。
木材調達は「西粟倉森の学校」と連携し、端材活用として竹とんぼづくりのワークショップも行い、子どもから大人まで参加しました。委託は岡山市の「西川緑道公園界隈まちづくり関連等業務委託」によります。今後、検証結果を基に公共空間のストリートファニチャーデザインの知見を蓄積し、体系化を目指します。
