川上未映子さんの小説『黄色い家』の英語版が、米国はクノップフ社、英国はピカドール社から2026年3月に発売される予定です。英訳タイトルは「Sisters in Yellow」で、翻訳はLaurel Taylorさんと由尾瞳さんが共訳します。国内では単行本10万部超、文庫(上下巻合計)15万部超で累計25万部超を記録しています。米国では刊行前に6社が参加するオークションを経てクノップフ社が版権を取得し、英国でもピカドール社が権利を押さえました。海外では20カ国以上で翻訳が進行中で、ドイツでは週刊誌「spiegel magazin」が「2025年のベスト10冊」に選出したとされています。川上さんは『夏物語』が40カ国以上で刊行が進むほか、『ヘヴン』英訳が2022年ブッカー国際賞最終候補、『すべて真夜中の恋人たち』英訳が2023年全米批評家協会賞最終候補に入るなど、英語圏での評価実績もあります。英米での刊行が進めば、国内での販売実績と受賞歴を背景に、翻訳市場での露出拡大と他言語圏への波及が進む可能性があります。

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