研修サービスを手がけるリスキル(東京都新宿区)は2026年1月、採用選考で生じる先入観(バイアス)を抑え、候補者のスキル・適性を客観的に見るための「ノンバイアス採用研修」の提供を始めました。想定研修時間は3時間で、企業ごとのカスタマイズにも追加料金なしで対応するとしています。

研修では、書類選考や面接など採用プロセス各段階で起こり得る判断の偏りを整理し、再現性のある選考手法の導入を狙います。面接官によって評価が変わる「ばらつき」を減らすため、質問と評価基準を標準化する「構造化面接」を中心に扱い、評価シートの運用や質問設計の注意点(誘導質問の排除、具体エピソードを引き出す深掘り)まで学べる内容です。

背景として同社は、ダイバーシティ(多様な人材の活用)への関心が高まる一方、経験則頼みの面接は精度低下につながり得るとし、性別・年齢・学歴・国籍などの属性に左右されにくい採用体制づくりが課題だと説明します。研修は採用担当者や面接担当者に加え、中堅社員・管理職も対象で、ハロー効果や確証バイアスといった代表例を通じて判断傾向を自覚し、個人・組織の実践アクションに落とし込む構成です。今後は、各社が評価基準の明確化と運用の継続改善を進められるかが、研修導入の成果を左右しそうです。

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