非営利型株式会社KOTOBUKI（東京都、代表取締役・金子智紀）の「KOTOBUKI CARE Program」が、2025年度グッドデザイン・ニューホープ賞でHonorable Mention（入選）を受けました。主催は公益財団法人日本デザイン振興会で、2025年度は応募668点から115点が選出されています。受賞番号は25NHA040028で、カテゴリーは「仕組みのデザイン」です。
同プログラムは、海外の政府関係者や介護・福祉事業者、教育機関関係者らが日本の介護施設や地域の取り組みを訪ねて学ぶ視察・研修です。単なる見学にとどめず、現場での意思決定の背景にある価値観や前提まで共有し、参加者が自国・自地域で再構築できる「知」として持ち帰れる点を特徴とします。
審査では、視察が一部の優良事業所に集中しやすく受け入れ側の負担や対価設計が課題になりがちな中で、視察・研修の対価を受け入れ側の介護現場へ還元する仕組みを内包し、忙しいケア現場の負担を抑えつつ新たな収益創出の可能性を示した点が評価されました。金子氏は昨年度も同賞で受賞しており、2年連続の入選となります。今後は、国内の介護現場に蓄積された判断や工夫を価値として可視化し、国際連携を通じて各国の高齢化課題に応用されるかが焦点になります。
【関連情報】
KOTOBUKI CARE Program 受賞ページ（25NHA040028）
https://newhope.g-mark.org/award/2025/25NHA040028.html
https://newhope.g-mark.org/award/2024/24NHA040015.html
https://www.kotobuki-care.global/