日立製作所は、日立ビルシステム、日和サービスと連携し、日立製エレベーターのリニューアル工事で交換される永久磁石モーター巻上機を回収して再資源化する仕組みを構築し、2025年12月から運用を始めました。現状はモーター総重量で年80トン程度の処理を見込み、将来は年650トン程度まで増える想定です。対象は1999年以降製造の機械室レスエレベーターに使われる永久磁石モーターで、法定耐用年数17年を迎え更新が増えることを背景にしています。回収は納入時の戻り便を活用して輸送増を抑え、水戸事業所に分解専用職場を新設し短時間で解体します。取り外したモーターは減磁処理などを経て磁石を回収し、社外の専門メーカーで再資源化、銅線や鉄部材も分離して再利用します。今後は処理能力を強化し、日立グループ内の他の産業用モーターにも対象拡大を検討するとしています。
source: PR TIMES
