旭川工業高等専門学校(北海道旭川市)は2025年12月15日、次世代半導体関連企業のエンジニアを招いた「半導体ワークショップ・交流会」を校内で開きました。電気情報工学科1年生39人向けのワークショップと、3~5年生向け交流会を同日に組み合わせた形式は、同校が国内初の試みと位置づけています。参加企業はアプライド マテリアルズ ジャパン、エーエスエムエル・ジャパン、Rapidus、ラムリサーチの4社です。

イベントは、北海道半導体人材育成等推進協議会の「実務家教員派遣プログラム」の一環で、経済産業省 北海道経済産業局と共催しました。1年生向けでは各社の技術説明に加え、企業技術者と学生が4~5人程度のグループで座談会を実施し、仕事の内容や今学ぶべき基礎を確認しました。高学年向けは希望者を対象に、技術説明と交流の機会を設け、進路や研究の関心と産業の接点を掘り下げました。

同校によると、参加学生からは電気やプログラミングなど基礎科目の重要性を再認識したとの声が出ており、半導体業界への興味喚起と学習の動機づけにつながったとしています。半導体は回路を制御する部品で、製造装置や露光(光で回路パターンを転写する工程)など周辺分野も含め人材需要が大きいとされます。今後は産学官連携を軸に、AI×半導体分野の取り組みや体験授業などを広げ、人材育成の継続が焦点になります。

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