資産運用会社レオス・キャピタルワークスが運用する公募投資信託「ひふみクロスオーバーpro」の投資先であるイノバセルは、東京証券取引所グロース市場への新規上場が2026年1月19日に承認され、上場日は同年2月24日を予定しています。レオスによると、同ファンドは2025年5月からイノバセルに投資してきました。
ひふみクロスオーバーproは、未上場企業と上場企業の両方に投資する「クロスオーバー投資」を行う公募投信で、2024年9月に運用を開始しました。未上場株にも投資できる点が特徴で、レオスは2025年12月22日時点で純資産総額が400億円を突破したとしています。
上場予定のイノバセルは、2000年にオーストリアのインスブルック医科大学からのスピンアウトとして設立された細胞治療製剤の開発会社です。便失禁・尿失禁などの失禁領域に特化し、ヒト細胞を用いた治療用製品・製剤(再生医療等製品)の研究開発と商業化を進めています。主力品「ICEF15」を含む複数候補の臨床開発を進めるとしており、レオス側は国際共同第Ⅲ相試験の対象国に米国が追加された点などを挙げて評価しました。
一方でレオスは、個別銘柄の推奨を目的としない立場も示しています。今後は、上場に伴う資金調達や開発体制の拡充が進むか、また臨床開発の進捗が企業価値にどう反映されるかが焦点となります。
