東京クールジャパン・アカデミーは、アニメーション分野を学ぶ学生100人に「2025年のアニメ業界」アンケートを実施し、業界を表す漢字の1位が「新」になったとまとめました。理由には、AI活用、短尺アニメのヒット、海外プロジェクト増加など「新しい作り方・見せ方・働き方」が挙がっています。漢字は2位「強」、3位は「続」「映」が同率でした。印象に残ったニュースでは劇場版『鬼滅の刃』や劇場版『チェンソーマン レゼ篇』など大型IPの話題が上位に入りました。衝撃を受けた作品の評価軸としては、奇抜さより「原作の世界観理解」と「アニメ表現への丁寧な昇華」を重視する声が目立ち、作画・演出の技術的完成度も注目点として示されています。生成AIは関心が高い一方、賛否よりも「どこまでを人が担うか」という使い方の線引きに関心が向く傾向が読み取れます。今後は、AIなど新技術の導入と原作理解を両立させる制作体制の整備が、現場の競争力を左右しそうです。
source: PR TIMES
