東京都は、大学発スタートアップや研究開発型のディープテック企業を後押しする「大学発スタートアップ等促進ファンド」の投資状況として、2025年11月末時点で出資先ファンドの総規模が800億円超に達したと明らかにしました。都の拠出額は50億円です。

同ファンドは、スタートアップに直接投資するのではなく、大学系VCなどに出資して資金供給を広げる「ファンド・オブ・ファンズ」方式を採用しています。出資先には、京都大学連携の「みやこ京大イノベーション3号」や、金沢大学子会社が関与する「VI-1号」、カーボンニュートラル領域の「ONEカーボンニュートラル1号」などが含まれます。ディープテックは研究成果を基にした先端技術領域で、実用化まで時間と資金がかかりやすい点が特徴です。

都は「2050東京戦略」のスタートアップ育成施策の一環として位置付けており、今後も大学の研究成果の事業化と海外展開を支える投資基盤の拡大が焦点となります。

source: PR TIMES

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