千葉県松戸市の県立小金高校は、SDGsをテーマにした探究学習発表会で全7チームの活動をまとめて公開した。参考書の無料シェアは今年度に200冊を回収し、市民交流会館「すまいる」で522件を貸し出した。海洋ごみの再生、病児家族支援、リサイクルや給水スポット拡大など、地域団体や企業と連携した実践が広がっている。
同校は2019年から探究学習を継続し、今年度は生徒主体で進める「探究局」も始動。海岸清掃で回収したマイクロプラスチックを洗浄してアクセサリー等に加工・販売する例や、松戸産レモンを使ったレモネード販売で医療機関等へ寄付する例が紹介された。水筒回収はメーカーに送って再資源化し、マイボトル推進はリフィルジャパンと協働、11月1日には新松戸のコワーキングスペースFlatが給水協力店第1号となった。
一方で、回収・販売機会や拠点の少なさ、周知不足が共通課題として挙がる。高校生の活動が市民参加を広げられるかが次の焦点で、学校は外部連携と継続体制を強め、地域実装を進める見通しです。
source: PR TIMES
