江崎グリコは2025年、食品卸売の物流網を活用したチルド品の共同配送モデルを静岡県で展開し、静岡方面への配送トラックを年間2,190台から730台へ66%削減しました。CO₂排出量は284トン(32%)減、労働時間は13,140時間(60%)削減し、令和7年度物流パートナーシップ優良事業者表彰の大賞(経済産業大臣表彰)を受けました。

同社はサンライズグランドフーズの拠点をハブに、他社品と混載して共同配送を実施。納品先別に仕分け済みの「パケット型」で輸送し、現場のピッキング作業を減らしました。さらに段積み可能なカーゴを2~3段で積載し、積載率を江崎グリコ便44%→54%、卸売便53%→70%へ改善しています。

今後は同モデルの全国展開や、卸売・小売との連携拡大を通じ、ドライバー不足と環境負荷の低減に寄与する取り組みが広がる見通しです。

source: PR TIMES

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