熊本大学文書館は2026年2月4日~21日、水俣病の公式確認70年を機に、写真家・塩田武史(1945~2014)の企画展を熊本大学五高記念館で開きます。開館は10時~16時(最終入場15時30分)で、観覧無料・申込不要です。
展示は「フィルムからひらく、人びとの物語(ストーリーズ)」をテーマに、塩田が生前に公開してきた作品に加え、妻の塩田弘美氏らの語りや、一般社団法人「水俣・写真家の眼」の活動紹介を通じて、水俣の暮らしの記憶をたどります。未公開写真は、弘美氏と同館が協働で整備したネガフィルムのデータベースを手がかりに新たに見つかったものを展示します。データベース化は、写真を「探せる形」で残す作業で、資料の発見と再解釈につながる点が特徴です。
塩田は水俣を「どこか故郷に似た場所」と感じ、患者家族との交流を重ねながら日常の表情を撮影してきたとされます。会期中の2月8日には、展示会場で14時から30分間のギャラリートーク、続いて15時から2時間のトークイベントを予定し、写真と対話しながら物語を読み解く機会を設けます。今後、未公開写真の整理が進むほど、地域の記憶をめぐる研究・教育資源としての活用も広がりそうです。
【イベント情報】
ギャラリートーク:2026年2月8日(日)14:00~14:30/熊本大学 五高記念館/案内人:塩田弘美、香室結美
トークイベント「写真は語る? 写真との対話と物語のはじまり」:2026年2月8日(日)15:00~17:00(受付14:30~)/熊本大学 黒髪北地区 文法学部本館1階 くまトヨ講義室/登壇:塩田弘美、香室結美、横谷奈歩、真島一郎/司会:下田健太郎
詳細:http://archives.kumamoto-u.ac.jp/info/info_20260106.html
