パーソル総合研究所(東京都江東区)は2026年2月6日、全国の職場で働くメンバー層を対象にした定量調査で、部下の「場づくり」「本音発言」「学び共有」「寄り添い」「踏み出し」の5つのフォロワーシップ行動が組織成果と関連すると公表しました。一方で「学び共有」「本音発言」は実施度が低く、上司評価でも見過ごされやすい傾向が示されました。

調査では、上司層の71.7%が「信頼できる優秀な部下がいる」と回答し、その平均人数は2.88人でした。上司が信頼する部下像と、成果に結びつく行動の間にズレがあり、行動が可視化されないと評価につながりにくい課題が浮かびました。

行動の現状では、指示がなくても必要な行動を見つけて実行する、感謝や労いを伝えるといった積極的な行動は3割超にとどまる一方、できるだけ労力をかけずに終わらせたい、最終判断は上司の責任と考えるなど消極的な行動が5割超で確認されました。フォロワーシップは上司個人の力量に依存しない組織運営の要素として重要性が増しています。

同研究所は、管理職偏重の発想から転換し、コミュニケーションや役割設計、人材マネジメントの見直しを通じてフォロワーシップ行動を意図的に醸成することが鍵になるとしています。今後は、実施度が低い行動をどう促し、評価に反映する仕組みを整えるかが論点になりそうです。

【関連リンク】
詳細URL:https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/followership

PRTIMES

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