2024年1月1日の能登半島地震(マグニチュード7.5)で能登半島北部に生じた海岸隆起について、岡山大学などの共同研究チームは、能登半島沖の海底活断層が北岸に沿って連続的に分布していることを示した。隆起した海岸の地図化と隆起量の計測、海底地形の分析に基づく。
分析では、海岸隆起が北岸に並走する海底活断層の活動で説明できるかを検証した。その結果、地点ごとの隆起量の差は、主に「海底活断層と海岸線の距離」に左右される可能性が高いと整理した。活断層は過去に繰り返し動いた痕跡を残す断層で、海底にある場合は陸上より見えにくい。
研究成果は地形学の学術誌Geomorphology(493巻、110069)に掲載され、DOIは10.1016/j.geomorph.2025.110069。オンライン掲載は2025年10月30日、掲載日は2026年1月15日としている。
今後は、沿岸海底活断層の活動周期や変位速度など長期的な履歴の解明を進め、他地域の沿岸域でも調査・地図化を広げて、地震・津波ハザード評価や防災計画への適用につなげるとしている。
【関連資料・リンク】
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20260120-1.pdf
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1488.html
