Borzoi AI（東京都千代田区）は、自治体向けSaaS「AIごみナビ」「AI収集ナビ」に、災害廃棄物処理を支援する新機能「災害モード」を搭載し、2026年4月から正式提供します。災害時に発生しやすい排出ルールの混乱や仮置場の混雑、現場と対策本部の情報錯綜を、LINEと位置情報の活用で減らす狙いです。
AIごみナビはLINE上で分別案内を行い、品名検索や画像認識、40言語に対応します。災害モードでは、平時は非公開の「災害廃棄物仮置場・臨時集積所」を事前登録し、発災時に最寄り地点を住民へ案内。写真・位置情報付きの報告機能や、罹災ごみなど災害特有の分別案内も加わります。
AI収集ナビ側では、災害時のみ仮置場位置を収集車アプリに表示し、住民報告を地図上で確認可能にします。機能は電気通信大学、東京都調布市との産官学連携で実証・開発中で、令和8年度中に32自治体へ拡大予定としています。今後は導入自治体での運用実績を踏まえ、災害対応の標準化が進むかが焦点です。
【サービス情報】
AIごみナビ https://aigominavi.com/
AI収集ナビ https://aigominavi.com/garbage-truck
source: PR TIMES