KDDIとKDDIスマートドローン、清水建設は1月19〜20日、北海道縦貫自動車道の大沼トンネル峠下工区新設工事の現場(北海道七飯町)で、衛星ブロードバンド「Starlink」を使って坑内に約4kmの4G LTEエリアを構築し、ドローンの自律飛行と映像のリアルタイム伝送による遠隔巡回に成功しました。

山岳トンネルでは切羽(掘削の最前面)や支保部材の変状、排水設備の故障による冠水などへの即時対応が必要です。一方で坑内は通信環境が脆弱で全体把握が難しく、有事に作業員が危険箇所へ近づくことで二次災害のリスクが高まることが課題でした。

実証では「au Starlink Station」で坑内通信のバックホールに衛星回線を用い、ドローンポート「Skydio Dock for X10」から「Skydio X10」をスケジュールに基づき自動離陸・自律航行させました。撮影映像は3拠点(現地インフォメーションセンター、清水建設本社、温故創新の森NOVARE)で確認し、平時は3DGSによる切羽の3Dモデル化やサーマルカメラでの漏水検知、有事想定では遠隔即時発進や停電下の暗所確認を検証しました。

対象工事は工期が2023年2月〜2028年10月、延長は3,560mです。KDDIスマートドローンは、衛星通信を活用した坑内エリア化とドローンポート運用を組み合わせた遠隔巡回の成功は国内初(2月9日時点、同社調べ)としており、今回の運用体制を全国の掘削現場へ展開して担い手不足と安全確保の課題解決につなげる方針です。

【商品情報】
使用ソリューション:auエリア構築ソリューション「au Starlink Station」
使用機材:ドローンポート「Skydio Dock for X10」/ドローン「Skydio X10」
関連:KDDIドローンソリューション(導入から運用支援まで)
公式HP:https://kddi.smartdrone.co.jp

PRTIMES

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