国内在住の10〜69歳996人を対象にした調査で、2025年に転職を「意識した」人は46.9%だった。学びの目的は「年収アップ」が34.9%で最多となり、転職を見据えたスキル形成が数字として表れた。調査は12月5〜9日にインターネットで実施された。

年代別では20代が61.8%と最も転職意識が高く、30代54.0%、40代51.3%が続いた。年収別では400〜600万円層で転職意識が約2人に1人となり、現状の処遇からの上振れを狙う動きが中心にあるとみられる。

学びの内容は語学27.9%、資格試験22.4%が上位で、経営・マネジメント18.9%、会計・財務16.7%も選ばれた。いずれも企業をまたいで通用しやすい汎用的スキルで、転職意向の高まりと連動している可能性がある。継続理由は「成長の実感」31.5%が最多で、「経済的・キャリア的な見返り」22.7%も支えになっている。今後は、個人主導の学びが転職市場の動きをさらに後押しし、企業側は社内での活用策が問われそうだ。

source: PR TIMES

Share.