日本蓄電池は12月23日、静岡県磐田市で開発を進める系統用蓄電施設「NC磐田市見附蓄電所」に蓄電池を設置した。施工は鈴木電機が担い、工事は5月27日に開始している。
再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力の需給バランスを調整する「調整力」の確保が課題となる中、同施設は需給調整市場、JEPX(卸電力取引所)での取引、容量市場への対応に加え、再エネ出力の平準化を主用途に据える。系統用蓄電池は、発電量が天候で変動しやすい再エネの不足・余剰を吸収し、電力系統の安定に寄与する設備だ。
今後は設置を起点に、各市場での運用を通じて地域の電力安定化にどこまで貢献できるかが焦点となる。
【施設情報】
施設名:NC磐田市見附蓄電所
所在地:静岡県磐田市
施工会社:鈴木電機株式会社
工事開始日:5月27日
主用途:需給調整市場・JEPX・容量市場対応、再エネ出力平準化
source: PR TIMES
