世界選手権個人世界一と日本選手権男子団体4連覇を達成した徳洲会体操クラブが、2025年12月21日に神奈川県鎌倉市の自前施設で選手向けの終日研修を行います。創設から現在までの歴史と今後の指針をまとめた「コーポレートデザインブック」を活用し、監督・コーチ・選手全員でクラブの理念と目標を共有するのが狙いです。

同ブックは、アチーブメント株式会社が約1000社の企業向けに制作してきた、企業理念や経営方針を可視化する冊子で、スポーツクラブへの本格導入は珍しい取り組みです。徳洲会体操クラブでは2015年から年2回のチーム研修を継続しており、約10年の取り組みのなかで、2016年リオ五輪では代表ゼロだった状況から、2024年パリ五輪で2選手が世界一に関わり、チームとして日本4連覇に至った経緯があります。

今回の研修では、クラブ創設の原点やこれまでの低迷期・躍進期を振り返るとともに、「体操を通じて社会にどんな価値を届けるか」という未来の使命を明文化し、全員で確認します。また、選手一人ひとりが「応援される理想の自分像」や次の大きな目標を宣言するプレゼンテーションワークを実施し、相互理解を深めてチーム力向上を図ります。

スポーツ界全体で、個人の才能頼みから組織的な強さづくりへの関心が高まるなか、企業経営で培われた理念浸透の手法がトップクラブの競争力をどう高めるのか、今後の成果が注目されます。

【イベント概要】

イベント名:徳洲会体操クラブ 選手向け組織研修

日時:2025年12月21日(日)10:00~18:00

会場:徳洲会ジムナスティクスアリーナ

住所:神奈川県鎌倉市笛田1-2-23

参加予定:岡慎之助選手、杉野正尭選手、米田功監督ほかクラブ所属選手・コーチ

source: PR TIMES

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