女子ラグビーチーム「東京山九フェニックス」は2025年12月1日付で、ラグビー元日本代表の畠山健介氏（キャップ数78）がフォワード（FW）コーチに就任したと明らかにしました。チームは全国ラグビーフットボール選手権15人制で3連覇中で、今回のコーチ就任を機に4連覇とスクラム強化を目指します。
畠山氏はジャパンラグビートップリーグのサントリーサンゴリアスや、現JAPAN RUGBY LEAGUE ONEの豊田自動織機シャトルズ愛知などでプレーした元プロップ（最前列FW）。プロップとして日本代表最多の78キャップを持ち、学生日本代表や高校日本代表も経験しています。今後はスクラムやラインアウトなどセットプレーを中心に、選手個々の強みを生かした「前進力」の向上に取り組むとしています。
チームを運営する一般社団法人Tokyo Athletic Unitedの四宮洋平オーナーも元日本代表で、既に指導現場では畠山氏の経験と情熱が選手と噛み合っていると評価しています。東京山九フェニックスは2013年設立、渋谷区を拠点とする女子ラグビーチームで、7人制・15人制の両大会で2022年度二冠、15人制は2023・2024年度優勝と国内トップレベルの成績を残しています。
女子ラグビーは日本代表の国際大会出場などで注目が高まっており、男子日本代表OBが本格的に女子トップクラブの指導に関わる動きは競技力向上への追い風となりそうです。今後の国内大会での成績だけでなく、渋谷発の「デュアルラグビーチーム」として、働きながらプレーする選手のロールモデルづくりや女子スポーツ文化の発信力にも注目が集まります。
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source: PR TIMES