ラグビーチーム浦安D-Rocksを運営する株式会社NTT Sports Xは、2025-26シーズンから廃漁網を再利用した素材を用いた新オフィシャルチームスーツを選手・スタッフが着用すると明らかにしました。2023年から約2年かけて開発されたスーツで、資源循環と環境負荷低減を図りながら、機能性とデザイン性の両立を目指した取り組みです。
このスーツは、ゴールドパートナーの興和株式会社と、オフィシャルサプライヤーのマーマレーション株式会社との共同プロジェクトにより開発されました。使用済みの漁網から再生した糸を用いたストレッチ素材の生地を採用し、動きやすさと耐久性を確保しつつ、廃棄物の削減に貢献する設計だとしています。漁網は主にナイロンなどの石油由来素材が多く、再利用することで埋立・焼却によるCO2排出の抑制が期待されます。
カラーは落ち着きと力強さを意識した濃いオリーブカラーで、チームのサステナビリティへの姿勢を視覚的に打ち出すデザインとしました。スポーツチームの公式スーツに再生素材を本格採用する動きは国内でもまだ少なく、ファンや地域に向けた環境啓発の側面も持つ試みといえます。
今後は、このスーツの運用を通じて、さらなる素材開発や他カテゴリへの展開、他クラブや企業への波及など、スポーツ界全体の環境配慮型ユニフォーム・スーツ普及につながるかが注目されます。
【関連情報】
クラブ公式サイト ニュース「2025-26シーズン 廃漁網を活用したオフィシャルチームスーツ 新モデル発表のお知らせ」
株式会社NTT Sports X 公式サイト
source: PR TIMES
