千葉県袖ケ浦市は、市総合運動場内の野球場と陸上競技場について、企業に命名権(ネーミングライツ)を売却し、新たな愛称と契約条件を公表しました。野球場は「ADEKA袖ケ浦球場」、陸上競技場は「ローヴァーズ袖ケ浦スタジアム」となり、合計命名権料は5年間で7,300,000円(年額換算1,460,000円)です。

袖ケ浦市は2025年8月に命名権者を募集し、野球場1者、陸上競技場3者の応募から審査を行いました。その結果、野球場は化学メーカーの株式会社ADEKA、陸上競技場はサッカークラブを運営するローヴァーズ株式会社を命名権者に決定しました。野球場の命名権料は年間1,210,000円(5年総額6,050,000円)、陸上競技場は年間250,000円(同1,250,000円)とされています。対象施設はいずれも袖ケ浦市坂戸市場1566番地にある市総合運動場内の主要競技施設です。

契約期間は2026年1月1日から2030年12月31日までの5年間で、愛称の使用開始日は2026年1月1日と設定されました。新名称は、市が施設維持管理費の一部財源とするほか、企業側にとっては地域密着のブランド発信の場となることが想定されます。

両施設の新愛称は、2026年1月10日(土)8時30分から行われる新春マラソン開会式で初お披露目され、ADEKA側からは千葉工場業務部長の龍崎誠氏、ローヴァーズ側からは代表取締役のカレン・ロバート氏があいさつに立つ予定です。地域スポーツの拠点である総合運動場に企業名が冠されることで、今後は市民利用と企業の社会貢献活動の連携がどこまで進むかが注目されます。市によると、利用料金や施設仕様に直ちに大きな変更はなく、ネーミングライツによる収入の具体的な使途は今後示される見通しです。

【イベント情報】

会場 袖ケ浦市総合運動場(千葉県袖ケ浦市坂戸市場1566)

イベント名 新春マラソン開会式

開催日 令和8年1月10日(土)

開始時間 8時30分

source: PR TIMES

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