地域の人手不足と旅を組み合わせた人材マッチングサービス「おてつたび」を運営する株式会社おてつたび(東京都渋谷区・静岡県浜松市)は、JR東日本グループの「JR東日本スタートアッププログラム」DEMO DAYにおいて、「スタートアップ大賞」と「オーディエンス賞」を同時受賞しました。地域共創をテーマとする企業がスタートアップ大賞を獲得するのは初めてで、2冠達成も同プログラム史上初となります。
JR東日本スタートアッププログラムは、JR東日本グループとスタートアップ企業が連携し、社会課題の解決や新規事業の創出を目指す取り組みです。おてつたびは、人手不足に悩む2,000社以上の地域事業者と、「働きながら旅をしたい」9万人超の旅行者をつなぎ、最短1泊2日から最長2カ月未満のスポット就労を生み出しています。物価高騰で旅費を抑えたいニーズやテレワーク普及、地方移住関心の高まりを背景に、利用者層は10〜20代中心から50代以上へと広がりつつあります。
今回の評価では、JR東日本の会員組織「大人の休日倶楽部」と連携し、シニア世代を対象とした鉄道旅×就労×交流の取り組みが高く評価されました。福島県「旅館大黒屋」や宮城県「青根温泉 湯元不忘閣」などでの実証も進んでおり、沿線地域の活性化と新たな「関係人口」創出がねらいです。
今後は、大人の休日倶楽部会員向け「おてつたび入門講座」などを通じて、シニアが安心して一歩を踏み出せる環境づくりを進めるほか、JR東日本グループの鉄道・会員ネットワークなど幅広いアセットを活用し、世代を超えて人と地域が温かくつながる仕組みの全国展開がどこまで進むかが注目されます。
【サービス情報】
おてつたび:人材マッチングサービス
対象:地域事業者(2,000社以上)、旅行者(90,000人以上)
特徴:報酬で旅費負担を軽減、最短1泊2日〜2カ月未満の就労期間
source: PR TIMES
