デジタル銀行のみんなの銀行のBaaS事業で、提携パートナーが30社に到達しました。内訳はパートナー支店のみ3社、APIのみ8社、両モデル7社、基本合意12社(非開示3社含む)です。支店拡大を受け、2026年度中に一人最大5支店まで口座開設できる計画で、現行の「一人1支店」を見直します。

BaaSは銀行の口座・決済などをAPIで他社サービスに組み込む仕組みです。みんなの銀行は2021年の開始以来、生活の購買やコミュニティに金融を埋め込み、各パートナー支店の世界観や限定デビットカード、支店別キャンペーンを展開してきました。

現在は別支店を使うには既存口座の解約と再開設が必要ですが、計画ではアプリから追加開設が可能となり、解約は不要になる見込みです。提携先は金融・非金融に広がり、外為どっとコム、東京海上ダイレクト損保、ピクシブ、U.S.M.H、viviON、Revolut、ビットトレードなどが名を連ねます。参照系APIのみは除外、TMJは協議中で未算入です。

複数支店化により、用途別の資金管理やファン向け特典の使い分けが進む一方、KYCや不正対策、手数料設計など運用面の設計が課題になります。詳細仕様と開始時期の確定は今後示される見通しです。

source: PR TIMES

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