アスエネのCO2排出量可視化クラウド「ASUENE」は12月24日、一般社団法人自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センター（ABtC）の「トレーサビリティーサービス」最新版V3.1.0に、ABtC認証アプリケーションとして対応した。これにより、同サービスで新たに追加された認証業務支援機能を活用し、第三者認証機関とのデータ連携プロセスをシステム上で効率化できるという。
背景には、欧州電池規則の施行で、電池のライフサイクル全体のCO2排出量（CFP）の算定・開示が求められ、サプライチェーンをまたぐ正確なデータ連携の重要性が増していることがある。経産省が進める産業横断のデータ連携基盤構想「ウラノス・エコシステム」のユースケースとしてABtCが実装を担い、標準化された形式でCO2排出量や原材料情報を企業間連携できる仕組みを整えている。
ASUENEはV3.1.0の要件に対応し、確定データを同サービス経由で第三者認証機関へ連携しやすくすることで、審査の迅速化を狙う。今後は、規制対応の期限が近づく中、認証を前提としたデータ連携の実運用がどこまで広がるかが焦点となる。
【関連情報】
ASUENEサービスサイト https://asuene.com
企業サイト https://corp.asuene.com/
source: PR TIMES