自動車整備工場向けに空調整備事業を行う株式会社アプティ(東京・渋谷区)は、遮熱塗料シェア国内1位(※)の建築用塗料メーカー、株式会社アステックペイント(福岡市)と協業し、自動車関連工場の屋根に遮熱塗料を施工するサービスを2025年12月1日に開始しました。夏場に表面温度が60~80度に達する金属屋根からの熱侵入を抑え、空調機の台数や容量の適正化により、設備投資と電気代の双方を抑える狙いです。
アプティは、初期費用0円でエアコンと高速シートシャッターを導入できる整備工場向けサービス「AirCLE(エアクル)」を全国展開しており、その運用を通じて、金属屋根の輻射熱が工場内の室温上昇と空調効率低下の主要因になっていると分析してきました。今回の協業では、アステックペイントの遮熱塗料を屋根に塗布し、遠赤外線として室内に放射される熱を大幅に低減します。
使用する「超低汚染リファインシリーズ」は、無機成分を含む緻密で親水性の高い塗膜が特徴で、雨水が汚れを洗い流すセルフクリーニング機能を備えます。これにより、一般的な遮熱塗料で課題となる数年後の反射率低下を抑え、自動車工場特有の油煙や粉じん環境下でも、遮熱性能を長期間維持しやすくなるとしています。
アプティは、遮熱塗装後に減少した熱負荷を数値で算出し、その結果に基づいて空調設計や気流制御を再構成します。空調機の削減や機器サイズの見直しを通じ、電力使用量の抑制と快適な作業環境の両立を図ります。今後は自動車整備工場を中心にサービスを広げ、省エネと脱炭素を両立するモデルとして、自動車産業全体への展開余地があるとみられます。
【サービス情報】
整備工場快適空間「AirCLE(エアクル)」
公式サイト https://aircle.upty.jp
source: PR TIMES
