次世代原子力スタートアップZettaJoule（東京都千代田区）は12月22日、米Aramco Services Companyから次世代原子力技術プロジェクト「ZJ炉」への支援表明を受けたとした。アラムコは米エネルギー省（DOE）と米商務省（DOC）宛ての書簡で、両省が同社プロジェクトを支援すれば産業界・投資家に有望性を示す「適切なメッセージ」になり、商用化を後押しすると記した。ZettaJouleが開発する参照炉「ZJ0」は最大950℃のプロセス熱供給を想定し、約300℃の軽水炉より高温の熱を水素製造や化学プロセスの脱炭素に使う狙い。基盤技術はJAEAの高温工学試験研究炉HTTRで、1998年初臨界、2001年に定格出力運転を達成している。今後は石油精製プロセスの産業熱活用などで協力を進め、設計・製造と熱利用技術の開発を継続する方針です。
【関連情報】
ZettaJoule株式会社 本社 東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエアイーストタワー4F
公式サイト https://www.zetta-joule.com/
source: PR TIMES