企業向けに生成AIソリューションを提供するアンドドット株式会社は、株式会社日立製作所の社内AI活用推進を目的とした全社横断コミュニティ「AIカフェ」の企画運営を支援しています。日立では当初、約500人の生成AI推進リーダー向けワークショップの継続学習の場として始まった同企画が、社内からの要望を受け全社向けライブ配信へ拡大し、グループ会社からの視聴希望も寄せられるなど社内外で支持を広げています。
AIカフェは、生成AIの最新動向を社員が継続的に学ぶことを目的に、ランチタイムのカジュアルなオンラインイベントとして開催されています。アンドドットは「聴くだけで学べる」番組設計を日立と共同で行い、ラジオ番組のような形式で、専門知識を持たない社員でも理解しやすいコンテンツづくりを重視しています。
また、アンドドットが保有するAI分野のネットワークを活かし、第一線で活躍する専門家をゲストとして選定・招聘。代表の茨木雄太氏がファシリテーターとなり、実務に基づいた知見を引き出しつつ平易な言葉にかみ砕いて紹介しています。これにより、インターネット上の断片的な情報とは異なる、現場に根差した学びを提供している点が特徴です。
参加者アンケートでは「普段聞けない立場の人の話が学びになった」といった声が多数集まり、イベント後には登壇者の周りに社員が自主的に集まる「出待ち」が発生するなど、部門を越えた交流のきっかけにもなっています。日立側は、AIカフェをトップダウンとボトムアップの両面からAI活用を加速させる「キードライバー」育成の仕掛けと位置づけており、社員一人ひとりの「AIの自分事化」に手応えを感じているとしています。
今後アンドドットは、AIカフェを単なる情報提供の場から、従業員とゲストの対話を通じて新規プロジェクトが生まれる「イノベーションの土壌」へと発展させることを目指し、日立との連携を継続するとしています。大企業とスタートアップが協働して社内コミュニティを構築する今回の取り組みが、他社の人材育成や組織変革のモデルとなるかが注目されます。
source: PR TIMES
