アンリツは12月17日、10MHz~20GHzに対応する小型マイクロ波周波数シンセサイザモジュール「EcoSyn™ Lite MG36021A」の販売を始めた。筐体は10×10×2cmで、位相雑音は10GHz・10kHzオフセットで-126dBc/Hz、周波数切替は50μs未満、出力は最大+18dBmとしている。
同製品は、装置内で基準信号として使うLO(Local Oscillator)用途や、自動試験装置(ATE)など試験自動化での利用を想定する。位相雑音は信号の揺れの小ささを示す指標で、非高調波スプリアスは不要成分の少なさを示し、同製品は-60dBcをうたう。これによりGbps級ADC/DAC試験や高速光通信のクロック源にも使えるとしている。
ミリ波・テラヘルツ関連では小型化、コスト低減、試験時間短縮、高精度基準源の需要が増えており、組み込み可能な信号源の選択肢拡大が進みそうだ。
【商品情報】
EcoSyn™ Lite MG36021A
source: PR TIMES
