宇宙スタートアップのアークエッジ・スペース(東京都江東区)は2025年12月24日、和歌山県内に本社または支店を置く企業6社と共同で、新会社「WALL」(本社:和歌山市)に参画したと明らかにしました。WALLの資本金は2,900万円で、本社は和歌山市梅原579-1(ノーリツプレシジョン内)に置きます。代表取締役は有井安仁氏(PLUS SOCIAL取締役)です。
WALLは、大学・行政・宇宙関連企業と連携し、地域で宇宙産業人材の育成や能力構築を進める「実践の場」を民間主導で整える方針です。事業内容として、宇宙産業参入に向けた技術・知識の提供、企業間および産学官連携の促進、人材育成、販路・市場開拓、資金調達や制度活用の支援を掲げます。出資企業には、アークエッジ・スペースのほか、PLUS SOCIAL、タカショーデジテック、共栄テクシード、三木理研工業、ノーリツプレシジョン、BEEが名を連ねます。
同社は、超小型人工衛星(小型衛星)の設計・製造・運用で蓄積した知見をWALLに持ち込み、地域企業や大学、自治体との連携を通じて、和歌山発の宇宙産業クラスター(関連企業・人材が集積する産業基盤)形成に関与する考えです。今後は全国で進む地域発の宇宙産業の取り組みとも知見共有しつつ、和歌山の特性を踏まえた持続的な産業創出につながるかが焦点になります。
【企業情報】
株式会社WALL(本社:和歌山県和歌山市梅原579-1)
https://www.noritsu-precision.com/wp-content/uploads/2025/12/20251223_WALL_PressRelease.pdf
source: PR TIMES
