マツミハウジング(東京都小平市)は、高性能住宅「外断熱・涼温な家」で、パナソニックの最新ユニット「ウィズエアー・デイライト」を自社の「センターダクト換気」に統合した新技術を公開しました。エアコン1台(4.5kW)で家全体の冷暖房を担う設計とし、省エネ性と導入コストの最適化を狙います。全館空調で課題になりやすい熱交換器の腐食(アリの巣状腐食など)には対策を徹底したとして、10年保証を付けた点も特徴です。維持管理面では、お掃除機能付きエアコンの採用や、換気のメンテナンス箇所を1か所に集約する工夫により、日常の手間を減らすといいます。直風を避ける「無風感」や、居住空間から離れた位置にユニットを置く静音性も訴求しました。今後は、住宅の省エネ要請が強まる中、長期保証とメンテナンス性を前面に、採用拡大を図る展開が想定されます。

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