株式会社エスシーシー(SCC)は2025年12月11日、DigiCert PKIサービスに対応したサーバ証明書自動更新サービス「RAカスタムプラグインAutomation」の提供を開始しました。自動化エージェントをサーバにインストールせずに証明書の発行・更新を自動化でき、最短3か月で環境構築が可能としています。

背景には、CA/BフォーラムによるTLS証明書有効期間の段階的短縮があります。2026年3月15日以降は最長200日、2027年以降は最長100日、2029年3月15日以降は最長47日となる予定で、従来は年1回程度だった更新作業が、2029年には月次に近い頻度になる可能性があります。このため、証明書管理の自動化ニーズが急速に高まっています。

従来主流だったACMEクライアント方式では、サーバごとの専用ソフト導入が必要で、未対応製品では自動化が困難でした。SCCの新サービスは専用ソフトのインストールを不要とし、ソフトウェアのアップデートで対応サーバやロードバランサーを柔軟に拡張できるほか、承認フローなど顧客の業務に合わせたカスタマイズにも対応します。

現在、証明書自動更新の検証用POC環境を提供中で、2026年4月の正式リリースを目指します。今後はDNSサーバ連携によるドメイン検証自動化や、DigiCert以外の認証局対応を2026年度以降に順次追加する計画で、証明書有効期間短縮に伴う運用負荷とリスク低減の程度が注目されます。

【サービス情報】

RAカスタムプラグインAutomation

サーバ証明書自動更新サービス

問い合わせ先メールアドレス ra-sales@scc-kk.co.jp

電話番号 03-3228-4442

製品情報サイト https://solution.scc-kk.co.jp/ra-cpi/

source: PR TIMES

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