現場DXプラットフォームを提供するカミナシ(東京都千代田区)は2026年の年頭所感で、導入現場数が1万7000箇所を超えた実績を踏まえ、現場に蓄積したデータを起点に「現場AIエージェント」の実装を進める方針を示しました。創業10周年の節目となる26年を、次の成長フェーズへの転換点と位置づけます。背景には、生成AIの普及で業務の高度化が進む一方、仕事の置き換え懸念が強まり海外で大卒者の失業率悪化が指摘される状況があります。同社はノンデスクワーカー領域ではAIを「代替」ではなく「協働・補完するパートナー」とし、紙帳票や暗黙知で分断されがちな現場情報を統合し、AIが分析・示唆で判断を支える構想を説明しました。現場のIT化はホワイトカラーより約10年遅れているとも言及しています。25年は新たに「カミナシ 教育」「カミナシ 設備保全」を提供開始し、「作業(Method)」「人(Men)」「設備(Machine)」の多面的データを継続蓄積できる基盤整備が進んだとしています。今後は技能継承や習得期間短縮への寄与も見込み、デジタルで生産性と付加価値を高める「アドバンスト・エッセンシャルワーカー」の現場像を掲げ、2030年ビジョン「ノンデスクワーカーが挑戦し、報われる世界の創造」実現を目指します。

Share.