サイリーグホールディングス(チェンジHD子会社)とクエストは2026年1月8日、製造業・半導体分野のサプライチェーン全体を対象に、サイバーレジリエンス強化へ向けた協業を始めました。企業単体の対策にとどめず、取引先を含む全体のセキュリティ水準を引き上げる狙いです。両社はまず半導体分野を起点に取り組み、他の製造業や関連産業への展開も視野に入れます。背景には、半導体を中心に開発・製造・保守・運用に関わる企業が多層化し、取引先ごとに対策水準の差が生じやすい現状があります。この差が、対策の弱い企業を経由した侵入や「踏み台」化のリスクにつながります。協業では、クエストの現場接点やシステムインテグレーション力と、サイリーグHDのセキュリティコンサルティングやインシデント対応の知見を組み合わせ、監視で得た兆候を初動対応や事業継続判断につなげる連携モデルの整備、サプライチェーン全体のリスク可視化と評価・支援、上流の方針策定から実装・運用までの一貫支援体制を進めるとしています。今後は、半導体領域で得た知見をもとに、適用範囲や提供内容を段階的に広げるかが焦点になりそうです。
