化粧品大手のコーセーは2025年12月1日、サステナビリティ情報開示支援クラウド「SmartESG」を導入し、シェルパ・アンド・カンパニーが本格提供を開始しました。2022年のサービス提供開始以来、SmartESGは大企業を中心に70社以上に採用されており、時価総額5,000億円超の企業の約15%が利用、導入企業の累計時価総額は約200兆円に達しています(2025年8月時点)。
コーセーは2024年に中長期ビジョン「Vision for Lifelong Beauty Partner」を公表し、気候変動や人的資本などの重要課題への取り組みを加速しています。今回の導入では、SmartESGの「Database」と「Workflow」機能を活用し、主要なサステナビリティ評価機関への回答内容やスコア、社内各部門から集まるESG(環境・社会・ガバナンス)データをクラウド上で一元管理します。これにより、これまで個別部署に分散していた非財務情報の収集・確認プロセスを見える化し、作業負荷や入力ミスの削減を図る狙いです。
SmartESGは、データ基盤機能に加え、AIを活用した分析機能「Focus」「Benchmark」を持ち、他社比較や重要テーマの抽出を支援します。シェルパは、こうした仕組み化により情報開示の精度向上と説明責任の強化を後押しし、コーセーの企業価値向上につながるサステナビリティ経営の高度化を支援するとしています。今後は、開示対象が増える欧州規制や国内の非財務情報開示ルールへの対応ニーズを背景に、同様のクラウド活用が他業種にも広がるかが注目されます。
【製品情報】
サステナビリティ情報開示支援クラウド「SmartESG」
サービス提供開始:2022年11月
導入社数:70社以上(2025年8月時点)
公式サイト:https://smartesg.jp/
ニュースページ:https://smartesg.jp/news/20251209
source: PR TIMES
