自動認識技術大手の株式会社サトーは、2025年12月10日~12日に東京ビッグサイトで開催される「サーキュラーパートナーシップEXPO2025」に出展し、12日14時30分から60分間、信頼性の高い再生材の製造をテーマにしたセミナーを行います。展示と講演を通じ、資源循環ビジネスの実証結果や再生材トレーサビリティの仕組みを具体的なデータとともに紹介します。
会場の東4ホール(ブース番号4-010)では、産業廃棄物にバーコードやRFIDタグを付けて情報を一元管理する「Trace eye Circular Economy」など、サーキュラーエコノミーを支えるソリューションを展示します。自動認識技術により、回収から再資源化、再生材としてメーカーに渡るまでの全工程を時系列で記録し、誰がいつどの工程を担ったかを可視化するのが特徴です。サトーは世界90超の国・地域で事業を展開し、2025年3月期の連結売上高は1,548億円と公表しており、グローバルなサプライチェーンでの活用も視野に入れています。
セミナーでは、欧州を中心に導入が進む「デジタル製品パスポート(DPP)」の国内実証結果も共有するとしています。DPPは製品の素材やリサイクル履歴をデジタルで一元管理する仕組みで、企業の説明責任や規制対応に直結するため、メーカーやリサイクル事業者の関心が高まっています。また、RFIDを使ってマイボトルの使用回数を見える化し、プラスチックごみ削減を促すプログラムも紹介されます。
資源価格の高騰と環境規制強化が進む中で、再生材の品質と履歴を証明できる仕組みは、調達リスクの低減と企業の信頼確保に直結します。今回の展示やセミナーで示される実証データが、国内企業の資源循環ビジネスへの投資判断や、DPP対応の具体的な検討を後押しする可能性があります。今後は、業界標準化や異業種間でのデータ連携がどこまで進むかが、サーキュラーエコノミー実現の成否を左右するとみられます。
【イベント情報】
展示会名:サーキュラーパートナーシップEXPO2025
会期:2025年12月10日(水)~12日(金)10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 東4ホール 4-010
公式サイト:https://messe.nikkei.co.jp/cp/
セミナー事前登録:https://messe.nikkei.co.jp/cp/seminar/#seminar_145083
【商品情報】
Trace eye Circular Economy 紹介ページ
https://www.sato.co.jp/market/common/trace_eye_CE/
マイボトル利用促進プログラム
https://www.sato.co.jp/mybottle/
source: PR TIMES
