スズキは国内工場の工程改善に、作業動画をAI解析する「Ollo Factory」を正式導入した。スマホやタブレット、ウェアラブルカメラで撮影した映像から作業を要素分割し、新人と熟練者の動作差やばらつきを可視化する。固定カメラでは死角が生じやすい自動車組立でも分析しやすい点が特徴という。導入は約1年前の協業を経て決まった。現場では作業分析に加え、ネジの締め忘れなど“作業抜け”をタクトタイム内に検出するリアルタイム異常検知の利用も始め、不良流出防止と品質の標準化を狙う。スズキのマザー生産拠点としての技術継承を支える用途も想定され、今後は活用範囲の拡大と効果検証が焦点になりそうだ。

source: PR TIMES

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