スマホで昇級・昇段試験が受けられるオンライン書道プラットフォーム「Web書道会」が、会員数1,700人超の基盤を生かして初のオープン展覧会「第一回 Web書道会展」を実施し、Web上に展示された33作品の中から大賞1点・特選2点・金賞8点・銀賞5点の受賞作を公表しました。大賞には山中千寿さんの「往生安楽国」が選ばれています。
Web書道会展は、流派や経験、国籍、居住地を問わず誰でも応募できるオンライン展として企画されました。従来の公募展のような会場への搬入・展示が不要で、作品画像をアップロードすれば世界中から参加できる点が特徴です。審査の過程や結果は特設ページで公開され、作品タイトルと作者名が一覧で確認できます。
一方、Web書道会アプリ本体は、毎月の課題をスマホから提出して審査を受けられる昇段試験機能や、クラウド上に作品を保存するポートフォリオ機能、作品に「いいね」やコメントを付け合うコミュニティ機能を備えています。教室に通う時間や近隣に教室がないことが、学びを続ける障壁になっていた層にとって、場所と時間の制約を減らす手段となりつつあります。
開発を担うシースリーレーヴ株式会社は、ノーコードツールと生成AIを組み合わせてプラットフォームを構築しており、コードを書かずに画面や機能を組み上げることで、機能追加のスピードと変更への柔軟さを高めています。1,700人規模のコミュニティ運営実績を、自社サービス以外のDX支援にも生かす方針です。
今後は、オンライン展の継続開催や海外参加者の拡大、書道教育機関との連携によって、デジタルを入り口とした書道人口の裾野拡大がどこまで進むかが焦点となります。リアルな稽古の価値を保ちつつ、認定や発表のプロセスをオンライン化する動きが、他の伝統文化にも広がる可能性があります。
【サービス情報】
Web書道会公式サイト https://websyodoukai.com/
第一回 Web書道会展 公式結果発表ページ https://websyodoukai.com/contests/grand-prix-2024
iOSアプリ https://apps.apple.com/jp/app/id1537300709
Androidアプリ https://play.google.com/store/apps/details?id=social.kai.shodo&hl=ja
source: PR TIMES
